あどけない話

Internet technologies

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Haskell の 4 つの糊

なぜ関数プログラミングは重要かでは、糊の重要さが強調されています。 問題を解くための部品プログラムを書くとき、その問題を部分問題に分割し、部分問題を解き、その解を合成する。元の問題を分割する方法は、部分解を張り合せる方法に直接依存する。それ…

ENMA

インターネットの黎明期のころ、IIJ は開発力のある会社だと見られていたと思います。IIJ PPP や DES の実装、あるいは jcode.pl あたりが有名だったでしょうか。残念ながら、ここしばらくの間、ソフトウェアをリリースしてきませんでした。一般に使われてい…

Haskell vs OOP

「Why Haskell matters?」(なぜ Haskell は重要か?)には、Haskell とオブジェクト指向プログラミングを比較した章があります。日本語訳が見当たらなかったので、必要な部分を訳してみます。 オブジェクト指向プログラミングの優れた利点は、データとそれに…

動的型付言語とデザインパターン

「具体例で説明するデザインパターン」は、よく使われている JavaScript のデザインパターンについて分りやすく説明しています。そもそも、僕がこのブログを始めた理由は、JavaScript のデザインパターンを議論したいからでした。(今では、全然違う内容にな…

GHC ユーザガイド

GHC ユーザガイドの日本語訳がありました。ありがとうございます!

なりすましメールでイジメ急増

迷惑メール対策の関係者の間で、なりすましメールでイジメ急増が話題になりました。技術的な背景は予想できたのですが、確証がなかったので、KDDI の人に尋ねたところ、「その通り」と答えて頂いたので、ここに書いておきます。 なぜ、なりすませるか? まず…

IPv6にもNATは必要

「IPv6にもNATは必要」――IETF会長が明言という記事ですが、タイトルは、わざと誤解を生むような表現にしているんでしょうか?正しくは、 IPv6へのスムーズな移行にはNATが不可欠 文中にある通り IPv6 と IPv4 の共存にはNATが必要 でしょう?タイトルを過激…

リテラル

文字列リテラルと正規表現リテラルの区別がついてない人がいましたので、ちょっとだけ説明します。(僕も昔はそうでした。^^;)そもそも「リテラル」とは、あるデータ型をプログラムの中に直接書き下せる形式のことです。別の言葉で言えば、そのデータを作るた…

IIJとLISP

momose さんが LISP(Location Identification Separation Protocl) の解説をしています。 実験網は一応作られていて、日本ではIIJがやっているらしい。困るのは'IIJ LISP'とかで検索すると、間違いなくkazuさん関係のページばかりひっかかってしまうのでとて…

すべったテクノロジー

IT史に輝く「すべったテクノロジー」ベスト25の12位にIPv6が選出されています。IPv6 は、当初の推進者の見込みよりも普及が遅れていますが、「すべった」と決まった訳ではありません。 IPアドレスの枯渇は以前から大きな問題とされてきた。一部の専門家によ…

IPv6移行では日本の道を誤る

【後編】IPv6移行では日本の道を誤る,グーグル独占には危険な香りで、IPv6 に関して技術的に間違っているところを指摘しておきます。 IPv6 マルチキャスト 公文 IPv6でマルチキャストをやると,どのぐらい高くなるのですか。 平宮 はっきりは分からないので…

平原さんとの想い出

7月29日の夕刻、平原正樹さんが他界した。ジョギング中に倒れ、救急車で運ばれたが、病院に運び込まれたときには脈がなかったという。僕は、この事実を受け止められないでいる。4月に JPRS のパーティでお会いしたときは、幾分貫禄が増していたものの、あれ…