朝、見るともなしにつけていたテレビから、故郷である山口の映像が流れてきました。山口が生んだ詩人 金子みすゞ さんの足跡をたどる番組でした。
そして思い出しました。ちょうど一年前の僕たちの結婚式のこと。御披楽喜の挨拶で、父が金子さんの詩を紹介していたことを。
わたしと小鳥とすずと
わたしが両手をひろげても、 お空はちっともとべないが、 とべる小鳥はわたしのように、 地面(じべた)をはやくは走れない。 わたしがからだをゆすっても、 きれいな音はでないけど、 あの鳴るすずはわたしのように たくさんなうたは知らないよ。 すずと、小鳥と、それからわたし、 みんなちがって、みんないい。
- 作者: 金子みすゞ,矢崎節夫,高畠純
- 出版社/メーカー: JULA出版局
- 発売日: 1984/08/30
- メディア: 単行本
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